2学期そうそうに麻疹騒動があり、文化祭を控えてひやひやしておりました。
(文化祭は無事に終了。集客2400人)
さて。
一段落したところで、おさらいをしておきます。
1978(昭和53)年 麻疹定期接種(1歳~6歳)1回 開始
その後 国内で麻疹の流行が減る
効果てきめん。
2002(平成 14)年 6月 勤務校で体育祭の応援団を中心に集団感染。
体育祭中止。
1回接種のあと、
自然にウイルスに接触する機会が無く、
ブースター効果が得られず、
十分な抗体が付かなくなったらしい。なるほど。
(同時期:サッカー日韓ワールドカップ開催)
2004(平成16)年 麻疹風疹定期接種 1期(1歳)2期(6歳)
2回接種開始
2006(平成18)年 大学生(1回接種世代)に麻疹流行
休校あいつぐ
2007(平成19)年 勤務校で麻疹発生
(しかも全校500人の映画鑑賞教室の日)
ウサギちゃんと4週間の健康観察強化
幸い、集団感染には至らず、保健所より収束宣言。
2008(平成20)年 麻疹風疹定期接種3期(中1)4期(高3)
5年間の経過措置を開始
2009(平成21)年 *新型インフルエンザ流行(H1N1)
2011(平成23)年 東日本大震災発生
2012(平成24)年 定期接種3期・4期経過措置終了 風疹流行
2016(平成28)年 麻疹 関西空港でアウトブレイク
現在も警戒中
ということで、1990年度生まれ以降は2回接種世代。
つまり 1990年3月以前に生まれた世代は、免疫獲得が不十分。(26歳以上)
1978年以前に生まれた人(38歳以上)は、自然に免疫を獲得している可能性があり、
26歳~38歳の方はハイリスク(計算あってるか?)
もちろん昭和世代でも麻疹の罹患歴が無いのはハイリスク。
え、ワクチンですか。もちろん、もう品薄状態。
行政が「未接種の方はワクチンを」とアナウンスしても、
製薬メーカーには定期接種分の在庫しか無いらしい。そりゃそうだ。
医療者や公務員(特に教員・保育士・消防・救急・警察・保健師)は
予防接種を公費で受けられるようになってほしいなぁ。
(教員はインフルエンザ予防接種の補助金が出る自治体もあるけど)